Amazon広告 ACOS:KDP著者のための実践ガイド

Bookstudioチーム6分で読めます

本のAmazon Adsキャンペーンを始めて、クリックも増えてきた。でも、本当に利益は出ているでしょうか?その判断に役立つ指標がACOSです。正しく理解すれば、収益につながらないクリックに広告費を使い続けるのを防げます。

ACOSとは?

ACOS(Advertising Cost of Sales)は、広告経由の売上に対し、広告費が占める割合を示す指標です。

計算式

ACOS = 広告費 ÷ 広告に起因する売上 × 100

たとえば、クリックに3,000円を使い、広告から10,000円の売上が発生した場合、ACOSは30%です。

注意したいのは、この売上は本の販売価格をもとに計上され、著者のロイヤリティではない点です。また、Kindle Unlimitedで読まれたページ数は、この計算には含まれません。Amazon Adsでは、既読KENPと推定ロイヤリティとして別に表示されます。

目標ACOSは?損益分岐点を計算する

誰にでも当てはまる「良いACOS」はありません。1冊あたりの収益によって変わります。

損益分岐点のACOS

1冊あたりのロイヤリティ ÷ 販売価格 × 100

  • 500円で販売する電子書籍で、受け取る額が約320円なら、損益分岐点のACOSは約64%です。
  • 1,500円で販売するペーパーバックで、印刷費を引いた受取額が約350円なら、損益分岐点のACOSは約23%です。

これらは概算です。実際のロイヤリティはKDPの価格設定画面で確認してください。この水準を上回ると広告経由で売れるたびに赤字になり、下回れば利益が出ます。発売直後は、広告がランキング、広告以外の販売、Kindle Unlimitedの読書につながるなら、多少高いACOSを許容する判断もできます。ただし、成り行きではなく、意図して選ぶことが大切です。

ACOSが高くなる原因

  • キーワードの範囲が広すぎる:興味本位のクリックを集めてしまいます。
  • クリックされても売れない:購入につながらずクリックだけが増えるキーワードは、予算を消費し続けます。
  • 商品ページが購入につながらない:表紙、内容紹介、価格、レビュー不足が原因になります。広告で読者を呼び込み、商品ページで購入を決めてもらう必要があります。
  • ロイヤリティに対して入札額が高すぎる。

ACOSを下げる5つの改善策

  1. 検索用語レポートを分析する:広告表示につながった実際の検索語と、そのうち購入につながったものを確認できます。
  2. 除外キーワードを追加する:費用だけがかかり、販売につながらない検索を除外します。
  3. 利益の出る検索語を完全一致に移す:手動キャンペーンで、入札額を管理しながら運用します。
  4. 費用が高すぎるターゲットの入札額を下げる:いきなりすべてを停止するのではなく、調整しましょう。
  5. 予算を増やす前に商品ページを改善する:購入率が上がれば、ACOSはその分下がります。

長時間かけずに数字を読み解く

Amazon Adsではキャンペーンレポートをエクスポートできます。BookstudioのAmazon広告監査は、そのデータを分析し、キーワードごとのACOSを計算します。売上につながらず予算を消費しているキーワードを見つけ、具体的な改善策を示します。

商品ページが購入率を下げているなら、まずは無料診断を利用しましょう。本のASINをもとにAmazonの商品ページを評価します。

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