Amazon KDPとAmazon Adsのキーワードの探し方:戦略ガイド

Bookstudioチーム7分で読めます

Amazonで本の露出を増やす基本はシンプルです。購入する気のある読者が実際に検索している場所に、自分の本を表示させることです。

KDPの7つのキーワード欄を埋める場合も、収益性の高いAmazon Ads(Sponsored Products)キャンペーンを作る場合も、方法は同じです。購入意欲が高く、かつ勝負できる競合状況の具体的な検索語句を見つけましょう。勘だけで欄を埋めたり、広告費を闇雲に使ったりしても、本は読者に見つけてもらえません。

1. 一般的なECツールと手作業ではうまくいかない理由

多くの個人出版の著者は、効率の悪い次の2つの方法の間で行き詰まっています。

  • 手作業で調べる方法(Amazon検索欄の候補を使う):検索欄に文字を入力すれば、どんな語句が検索されているかはわかります。しかし、具体的な検索数、推定月間販売数、競合の強さといったデータは得られません。
  • Amazon出品者向けの汎用ツール(Helium 10、Jungle Scout):物販向けに設計されており、月額数十ドルかかることも珍しくありません。物流や在庫管理など本には不要な機能が多く、定番の物語設定、ペーパーバックと電子書籍の違い、KDPのロイヤリティといった出版特有の事情も十分に扱えません。

そこで役立つのがBookstudioです。著者のニーズとKDPアルゴリズムの特性に特化したプラットフォームとして、読者の購入意図を捉え、マーケットプレイスごとの検索数を推定し、本に適した施策を提案します。

2. 対象のマーケットプレイスを選び、検索を始める

Amazonはストアごとに検索数もトレンドも異なります。必ず、本を販売したい市場(.fr、.de、.com、.itなど)に合わせて分析しましょう。

軸となるキーワードの入力、Amazonの対象市場の選択、保存済みの検索履歴。
軸となるキーワードの入力、Amazonの対象市場の選択、保存済みの検索履歴。

Bookstudioのキーワードジェネレーターでは、次の手順で進めます。

  1. 対象のマーケットプレイスを選ぶ(Amazon.fr、Amazon.de、Amazon.comなど)。
  2. 軸となるキーワードを入力する:ジャンルや中心となるテーマを指定します。例:dark romance。
  3. ワンクリックで生成を開始すると、ニッチ市場全体を調べられます。検索結果は保存されるため、プロジェクトを切り替えるたびに分析し直す必要はありません。

3. 分析の概要と最も有望なキーワードを確認する

このツールは単にデータを表に並べるだけではありません。市場を分析し、出版や広告でどのような判断をすべきかをすぐに示します。

ニッチ市場で最も有望なキーワードと、価格やサブタイトルに関する具体的なアドバイス。
ニッチ市場で最も有望なキーワードと、価格やサブタイトルに関する具体的なアドバイス。

概要では、判断に欠かせない3つの情報がわかります。

  • 関連性の高いキーワードの総数:そのテーマで見つかった有効なキーワードの数です。
  • 「最も有望なキーワード」:検索数と競合のバランスが最もよく、短期間で上位を狙える検索語句です(今回の例では dark romance captive)。
  • 個別の戦略アドバイス:今回なら、検索されている物語設定(mafia、captive)をサブタイトルに含め、電子書籍の価格を3.99ユーロ〜5.99ユーロに設定します。9ユーロ未満の文庫版に対して、価格面で明確な優位性を保つためです。

4. 「お宝」を見つける:購入につながる指標の読み方

自然検索からの売上と収益性の高い広告クリックにつながる語句を選ぶには、推定検索数、競合、平均市場価格、推定月間販売数を合わせて確認しましょう。

検索数、競合、平均市場価格と、お宝キーワードの自動検出。
検索数、競合、平均市場価格と、お宝キーワードの自動検出。

キーワードの3つのタイプ

  • 検索数の多さに潜む落とし穴:dark romance francaisは月間11,000回検索されますが、競合が強く、有望度は「普通」にとどまります。数百件のレビューがない状態で競うのは非効率です。
  • 「お宝」(優先して狙う語句):dark romance captive(検索数4,800、月間販売数380、競合は中程度)やdark romance bratva(検索数3,100、月間販売数290)は、実際の需要と勝負できる競合状況のバランスが取れています。
  • マイクロニッチ(短期間で成果を狙う語句):dark romance fantasy loups(検索数2,100)やdark romance suspense psychologique(検索数1,400)のように競合が少ない語句なら、新刊でも早い段階で検索結果の1ページ目を狙えます。

5. 活用法①:KDPの7つの欄を効果的に埋める

KDPの管理画面で、費用をかけずに自然検索での露出を最大化するには、次のルールを実践しましょう。

  • タイトルやサブタイトルに含まれる単語は繰り返さない:Amazonはすでにそれらを考慮しています。キーワード欄には別の言い回しや補足的な物語設定を入れましょう。
  • 各欄の50文字を活用する:複数の単語をスペース1つで区切って入力します(例:captive bratva mafia suspense psychologique)。Amazonは読者の検索に応じて、これらの単語を組み合わせることができます。
  • カンマは使わない:効果がないまま文字数だけを消費します。
  • ブランド名や競合する著者名は使わない:Amazonの規約で禁止されており、商品ページがブロックされるおそれがあります。

6. 活用法②:収益性の高いAmazon Adsキャンペーンを作る

Bookstudioで調べた同じキーワードを、そのままSponsored Productsキャンペーンの土台にできます。

  • 広すぎる検索語句への予算の浪費をやめる:dark romance francaisのような競合の激しい一般的な語句では、クリック単価が高騰し、購入につながらないクリックが増え、ACOSが採算の取れない水準になります。
  • 「お宝」を優先し、完全一致とフレーズ一致で狙う:dark romance captive、dark romance bratva、dark romance fantasy loupsのような語句は、競合が少ないため入札単価を抑えやすく、購入意図が明確なのでコンバージョン率も高まります。
  • ワンクリックでエクスポートする:Bookstudioの「CSVをエクスポート」ボタンからリストを取得し、Amazon Adsの管理画面にキーワードを直接貼り付けられます。

まとめ

メタデータや広告の最適化は、運任せにする必要はありません。推測を具体的な検索データに置き換えれば、KDPの7つの欄と広告キャンペーンを、安定した予測可能な売上を生む仕組みに変えられます。

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